▽海外不動産にはさまざまなリスク
中国人の海外不動産購入にはさまざまなリスクも存在する。専門家は、「国内での不動産購入の考え方を海外に適用してはならない。投資の前には投資先国の政治や経済や生活スタイルなどの状況を理解する必要がある。購入の過程では、専門の仲介機関と弁護士に依頼する方がいい。そうしないと現地の貸出政策をきちんと理解することは難しい」などと注意を促す。
リスクは市場と政局の変動の中に存在する。たとえば欧米経済は復興過程にあるものの、順風満帆に発展しているとはいえない。投資家は値上がりだけを見て値下がりを軽視してはならない。自分で住む物件に投資する人も、購入前にはしっかり準備して、所在国の不動産税、譲渡や相続にかかる費用などをはっきり理解しておく必要がある。また一部の国は景色が素晴らしく、住居も快適ながら、政局が不安定という問題を抱えている。
為替変動リスクも大きな問題だ。専門家は為替相場が相対的に安定した国を選んで投資するのがよいと提言する。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月18日