鉄道めぐる中日の戦いが白熱? 結論はまだ早い

鉄道めぐる中日の戦いが白熱? 結論はまだ早い。

タグ: 鉄道

発信時間: 2015-03-26 18:42:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中山大学東南アジア研究所の袁丁所長は、「中国とタイはプロジェクト合意を調印したが、中日がタイや東南アジア諸国の間で繰り広げる高速鉄道の戦いに今結論を下すのは時期尚早だ。タイの現政権はまだ完全に落ち着いてはおらず、タイの対外関係にはまだ明確な方向性がないといえる。今年10月末か11月に行われるタイの総選挙が終われば、おおよその判断ができるようになる。また今後のタイ政府の財政の透明性を注視する必要があり、日本の大手財団が裏操作といった一連のこまごました動きをする可能性を考えなければならない」と話す。

また袁所長は、「中国の鉄道は技術であれ価格であれ日本よりも強みがある。ビジネスや技術などの競争だけでも、中国の高速鉄道は日本の新幹線より強みをもつことは間違いない。最も顕著な例は、日本の新幹線は台湾地区の高雄新幹線への輸出に成功したものの、いまだに利益を出していないことだ。中国には鉄道の建設・改修で豊富な経験がある。中国ではさまざまな天候や地理的条件がもたらす技術的問題を考えるざるを得ないが、日本にはこうした経験がない」と話す。

実際、インド、マレーシア、ミャンマーなど各国での高速鉄道争奪戦の中で、中国の高速鉄道と日本の新幹線はずっと激しく争ってきた。国際鉄道連合(UIC)のまとめたデータによると、世界の鉄道市場の規模は2014年から19年の間に年平均約23兆円拡大する見込みだ。これほど大きなパイを前にして、その分け前にあずかりたいと思うのは中国と日本だけではない。宋研究員は、「中国企業がやらなければならないのは、質を保証することだけでなく、人材の育成、後継サービス、現地の環境保護や公益性に関わるプロジェクトにおいて、さらに努力し、国際市場でよい評判を獲得することだ」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年3月26日

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