各地は案の発表を「ブースター」としている。福建省発改委の関係者は記者に対して、「福建省は発改委や商務庁などの部門の職員を集め、海上シルクロード核心区の実施意見の制定を進めており、具体的な中身については現在も検討中だ」と述べた。
海上シルクロードの戦略を支える都市であるアモイも、行動を開始している。アモイ市はこれまで一帯一路行動案の貫徹・徹底に関する33の重点プロジェクトを発表していた。一帯一路計画の発表後、アモイはこれを踏まえた上で協力プロジェクトを形成し、39の重点プロジェクトを推進することを決定した。アモイは福建自由貿易試験区の発展と全面的に結びつくことになる。
同じく一帯一路計画のもう一つの核心エリアである新疆も、計画を急ピッチで進めている。ウルムチ市発改委の関係者は、「ウルムチはシルクロード経済ベルト核心区の『5大センター』の建設推進を加速し、『5大センター』の専門的な計画の作成を進め、一連の重大プロジェクトを集中的に実施する。国家と自治区の支持を積極的に獲得し、ユーラシア経済協力試験区および総合保税区の申請を加速し、ウルムチ空港、内陸港、輸出加工区の建設の機会をつかむ」と話した。
一帯一路計画は、内陸の節目となる都市の建設について、西安市などの内陸部の都市の港湾・空港および国際内陸港の建設、内陸港と沿岸部・国境地帯の港湾の通関に関する協力の強化、クロスボーダー貿易・電子商取引サービスの試行の展開を支持するとした。