3月下旬、大連市のショッピングモール「万達広場」で、JTBなどが主催した「ジャパンブランド展」には日本企業28社が集まった。日本の製品やサービスを実際に使ってもらおうと、成都など内陸部も含め中国各地で開いているイベントだ。
トンボ鉛筆は商品の機能を8人で説明した。「日本の文具は大好き。手への負担軽減など研究し尽くしている」29歳の女性会社員は試し書きをし、満足そうだった。日本に行ったらボールペンを50本買うと決めているという。
サンリオが中国企業にライセンス供与する形で2015年1月に開業した、浙江省安吉の屋外型テーマパーク「ハローキティパーク」は、最初の10日間で5万人が来場するほどの人気だった。その後の春節でサンリオ製品の「爆買い」につながったとみられている。本場・日本の「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)にも多くの中国人が来場した。