医薬・バイオ医薬セクターの成長性が目立つ
東阿阿膠の日足チャート
4月に入ってから、医薬・バイオ医薬セクターでは、同セクターの全銘柄の30.93%を占める60銘柄で大口資金の純流入となった。
注意に値することは、この60銘柄の月内累計大口資金純流入額は5875.95億元に達したことだ。
具体的に見ると、東阿阿膠の月内累計大口資金純流入額が837.85億元、その後には海王生物の612.72億元が続いている。そのほか、通化東宝、一心堂などは100億元を超えた。
大口資金の後押しを受け、同セクターの株の上昇が突出したものとなり、海王生物、迦南科技、健康元、紫光古漢、泰格医薬などの累計上昇幅はすべて50%を超えており、戴維医療、迪安診断、竜津薬業などの上昇幅も40%以上となった。
業界筋は、経済構造調整関連のさまざま好材料を下支えとするA株市場の強気相場が続く中、医薬・バイオ医薬セクターは攻・守の両面においても有利だと指摘する。
齊魯証券は、1、商品品揃い、販売、資源統合の面で優位性を有する製薬企業である天士力、恒瑞医薬などの銘柄に注目すること、2、診療方式、ビッグデータ時代の商品・商業モデル革新と民営資本による医薬サービス分野進出がもたらすチャンスを捉え、遺伝子スクリーニング、細胞治療、モバイル医療、ウェアラブルデバイス関連銘柄を重視することという2本柱の投資方針を据えることを薦めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月15日