20日に発表されたネガティブリストは、新たな進展を実現した。これは4つの自由貿易区に適用されるほか、条項も12.2%減の122項となった。
上海自由貿易区管理委員会副主任の朱民氏は、「ネガティブリストの条項よりも重要なのは、政府の職能および発想の変化だ。外資に対する管理は審査から記録に変わった。ネガティブリストにない業界・企業であれば進出が可能であり、この変化は革命的だ」と話した。
国内外の自由貿易区が融合、発展の空間を開拓
中山大学香港・マカオ・珠江デルタ研究センター准教授の張光南氏は、「一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略と広東自由貿易区は重なりあう。一方は海外進出を強調し、一方は外資誘致を強調する。両者はより高い水準の対外開放を実現し、よりよく融合・結合し、中国の開放型経済体系を共に構築する」と分析した。
国内の自由貿易区と同時に、中国は各国と自由貿易区の建設を推進している。多くの自由貿易協定が締結・実施されており、多くの交渉が進められている。国家発展改革委員会対外経済研究所副研究員の関秀麗氏は、「一帯一路のけん引により、中国は沿線諸国と相互接続し、国内外の自由貿易区の戦略を結びつけることができる」と述べた。
中国国際経済交流センター諮問研究部副部長の王軍氏は、「対外開放の新構造の構築、地域発展の新たな空間の開拓を同時に計画し、行政区内の資源配置の観念を打破し、要素の自由な流動を実現する。また各種優遇制度により自由貿易区内外の優秀人材を集め、集約化による力を形成する」と提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月22日