「ハードルはかなり高い。5年間の業務経験、つまり2010年5月以降支払業務を従事した者にも該当する資格もないのだ。これでかなりの数をふるい落すことになる。また連続3年黒字経営の要求を設けているため、目下の状況を見ると、銀行、「支付宝(アリババグループが運営する電子決済サービス)」、テンセントを含む第一陣の第三者決済機関は通る可能性が高い」と某決済機関筋が記者に話した。
2002年に発足した銀聯は中国国内で唯一の決済機関であり、国内で支払業務を従事するのは必ず銀聯ルートを通らなくてはならないため、銀聯は銀行カード決済業務を長く独占してきたと指摘されている。
決済市場の開放で最も大きな衝撃を受けるのが銀聯だ。時文朝銀聯頭取は、「銀聯は今後経営の透明化をしていく」と表明した。中国銀聯は昨日、「銀聯は他の銀行カード決済機関と同様の管理・監督条件のもとで、法律に基づいて平等な市場競争を行う」と発表した。