北京市規律検査委員会は5月4日、同委員会のWeChat(微信)の公式アカウント「清風北京」の運営を開始することを明らかにした。北京市が調査する主要汚職事件や通報情報などが、市民の携帯から見られることになる。
北京版「反腐敗通信社」がスタート 今年、中央規律検査委員会が始めたアプリが注目を集めた。アプリの名前は「反腐敗通信社」。いわば北京版の「反腐敗通信社」ということになる。今回、北京市規律検査委員会が始めたのは新メディアのプラットフォーム、WeChatを使ったものだった。公式アカウントは「清風北京」である。
北京市規律検査委員会によれば、民衆の注目する北京の汚職事件や通報情報などが、WeChatの公式アカウントを通じて随時発表されることになる。
また、北京の「ローカル情報」以外、中央共産党の清廉な政治建設や反腐敗の取り組みに関する精神と成果に関しても情報発信するという。
主要事件を携帯で着信 記者が昨日チェックしたところ、スタートしたてはいえ「清風北京」はすでに8回更新されていた。基本的に毎日更新しているそうで、そのうち3件は主要事件に関する情報だった。たとえばメーデー前日の夜、北京で生じた規定違反事件15件がアップされた。今後は、このような情報が常に携帯で見られることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月6日