58同城金融事業部の何松総経理は、「弊社は今後、様々な生活シーンに基づく資産運用のデータベースを構築し、シーン・ファイナンス(場景金融)を打ち立てる。今後、資産運用の収益は現金だけでなく、出張マッサージ、ウェディングフォト撮影、ヨーロッパ旅行などのサービスにまで拡大する可能性がある」と指摘する。
従来型の金融機関と比べ、インターネット企業の強みはやはり、データを加工する高いIT能力だ。小米金融の王総経理は取材に対し、「小米のデータマイニングモデルには、17万の変数が含まれる計算項目もある。小米はまた、ディープラーニング(深層学習)という手法を使ったユーザー画像の分析も試みている。内部テスト用のデータサンプル画像の人物の職業と収入を予測したところ、適合率は89%に達した」と語っている。この点から見ても、小米の目指す「新天地」とは、インターネットの大手が打ち出しているような手軽な金融商品ではなく、より詳しいユーザー分析が必要なローンや保険などのインターネット金融商品なのだろう。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年5月13日