▼外資を引き付ける4つの機会悲観的な「撤退論」に反して、現在、中国の外資導入トレンドは良好であり、外資も中国の先行きを明るく見ている。中国が外資を吸収する総合的な競争力は、中国の潜在力や安定的な国内市場という要素だけでなく、中国の法律制度の健全化や市場の公平な競争環境の整備、産業の付帯能力の大幅な向上などと関係している。「中国は世界第2位の経済大国である。展望をもつグローバル企業が中国市場を無視できるわけがない」韓国CJグループ(食品)の中国エリアの朴会長は「中国での投資を絶えず強化していく。今後5年間に中国の売り上げは10倍に拡大。韓国本部を超える見通しである」と語った。外資にとって、現在の中国には多くの投資機会があふれている。商務部の高虎城部長は4つの機会を指摘する。
「第一は市場への参入機会。ネガティブリスト方式が導入されたことで、政府の審査承認範囲が大幅に縮小し、外資を含む各種の市場主体により多くのビジネスチャンスと成長機会を与えている」「第二は商業イノベーション機会。中国は各国の企業が『中国のイノベーション振興策』に参加することを奨励している」「第三はサービス消費機会。政府が力を入れている消費分野には、シニア健康、レジャー、グリーン消費、安定した住宅消費のほか教育・文化・体育などがある。とても発展性のある分野である」「第四は商品輸入機会。『第13次5ヶ年計画』において中国の消費構造は一段と高度化するとみられる。消費財の輸入業務が多くの外資企業にとって魅力的なビジネスになるであろう」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月28日