日本が発表した公式データ・資料によると、昨年の訪日中国人観光客は240万人を突破し、前年比で84.3%増加した。大阪を例にとると、円安や関西国際空港への増便などの影響で、大阪を訪れた中国大陸部の観光客は、2013年の52万人から2014年の100万6千人へと大幅に増加した。春秋航空が開設した一部の中日路線では、往復500元という格安航空券が販売され、中国観光客の旅行意欲を大きく刺激した。
春秋航空市場部の関係者は「中日の観光市場には巨大なビジネスチャンスが隠れている」と指摘する。春秋航空は今年3月、中国と日本を結ぶ5路線を新たに就航させた。就航したのは北海道の旭川と上海、大阪と四川省成都市・河南省鄭州市・陝西省西安市・福建省晋江市をそれぞれ結ぶ便だった。