「2014年、全国の森林炭素蓄積量は84億2700万トン。森林資源の生態系サービスの1年あたりの価値は約12兆6800万元である」。国家林業局の副局長である張建龍氏は記者会見でこう述べた。 この推計数字は緻密な科学的計算に基づくものだと同氏は付け加えた。
「生態系サービスには多くのものが含まれるが、我々は7つの基本的機能のみから推計した。7つの機能には水と土壌の維持機能、生物多様性の機能、森林観光や保養の機能が含まれ、これが全体の3分の2を占める。そのうち主要なものが水と土壌の維持だ」。
「我々は国有林をきちんと保護する必要がある。水と土壌の維持にせよ、生物多様性にせよ、あるいは観光や保養にせよ、国有林が大きな機能を発揮している。だから再三述べたいのは、今後の生態系商品の提供と生態系サービス価値となるこの27億ムーの森林を売り払ったり、勝手に切ることは許されないということだ。国有林をこれ以上動かすことはできない。これは我々現代人の生活の質に関係するものであり、我々の子孫に関係するものでもあるからだ。生態系サービス価値のうち70%から80%は国有林が提供しているものだ」。