2015年5月19日、中国国務院は製造強国戦略を推進する初の「10カ年」行動綱領である「中国製造2025」を正式に通達し、国情に立脚点を置き、現実を踏まえ、「3つのステップ」を踏んで製造強国という戦略目標の達成を目指すとした。
中国が製造強国戦略を推進する初の「10カ年」行動綱領として、「中国製造2025」は製造強国を実現する「3つのステップ」という戦略目標を提起した。第一、2025年までに製造強国の仲間入りを果たす。第二、2035年までに中国製造業全体の水準が世界製造強国陣営の中等水準になることを目指す。第三、新中国成立100周年をめどに、中国が製造業大国としての地位が一層強固なものとなり、総合実力が世界製造強国の前列に入る。
中国社会科学院工業所の黄群慧所長は「製造強国」を「全体的な強国」と「個別分野の強国」という2つのフェーズに分けて考えている。黄所長は「中国経済週刊」の記者に、「全体的な強国として世界公認の米国、日本、ドイツが挙げられるが、中国はもちろん全体的な強国を目指したい」と語った。