円安は現在も進行中で、今月2日には、円相場が一時1ドル=125円台後半をつけ、およそ13年ぶりの円安ドル高水準となった。これは、日本の刺激政策の産物だ。日本の当局は今でも、円安によるメリットにだけ着目しているものの、急激な円安のリスクを警戒する声も高まっている。人民網が報じた。
今後も円安継続か
安倍晋三首相が、デフレ脱却と景気回復のために打ち出している財政政策や金融刺激政策の中心をなしているのが「円安」だ。
5月26日、東京為替市場の円相場は一時、1ドル=123.33円をつけ、7年10カ月ぶりの水準となった。そして、今月2日には、ついに125円の大台を突破し、最近12年半で最も円安の水準となった。
オーストラリアのウエストパック銀行のアナリスト・Sean Callow氏は、円安が短期的に進んでいる原因として、「投資家らが新たな円のショート・ポジションを確立しようとしていること」と「日本の投資家が海外債券を買い増ししていること」の2つを挙げる。