中国国家統計局は昨日、5月の投資・消費・工業増加値(付加価値)など一連の重要データを発表した。これで、5月の主要マクロ経済データが出揃い、多くの経済指標が回復の兆しを示した。専門家は、安定成長に向けた対策の強化に伴い、第3四半期から中国経済が回復軌道に乗る見通しだと指摘する。
5月の主要経済データを見ると、「回復」がキーワードとなっている。製造業PMI・工業増加値・消費・投資などのデータがいずれも持ち直し、分譲住宅の販売が力強く回復した。
5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2%で、前月より0.1ポイント上昇した。5月の一定規模以上工業企業付加価値額は、前年同月比で実質6.1%増となった。伸び率は4月を0.2ポイント上回り、2カ月連続で回復傾向を維持した。