中国中央銀行は6月10日、シニアエコノミストの馬駿氏らが著した「2015年中国マクロ経済予測(年内に更新)」のレポートを発表した。レポートによると、上半期の経済は予測以上に減速したが、穏やかな経済成長政策が効果を示すには時間が必要なうえ、不動産市場が安定しており、世界経済の回復が見込まれる等の理由から、下半期の中国経済は上半期より加速すると予測。
その結果、年間GDPは7.0%(前回予測から0.1%の減少)、GDPにおける対外貿易収支差の比率は2.9%の増加(前回予測から0.5%の増加)としている。