消費・投資・輸出という経済の三大けん引役を見ると、5月の社会消費財小売総額は前年同月比10.1%増となり、伸び率が前月を0.1ポイント上回った。5月の固定資産投資は同9.9%増で、伸び率が前月を0.3ポイント上回った。中でも不動産開発投資は同2.4%増で、伸び率が前月を1.9ポイントも上回った。5月の輸出額が同2.8%減だったが、下げ幅は4月より3.4ポイント縮小した。
注目すべきは、5月の分譲住宅の販売が力強く回復し、重点都市で特にその傾向が顕著だったことだ。全国分譲住宅販売は5月に急増し、面積は同15.0%増の9612万平方メートル、売上は同24.3%増の6670億元となった。