市場の値動きから考えれば、A株時価が日本を超えた主な原因は、中国の株式市場の大きな上昇と円相場の下落にある。証券監督管理委員会は今年4月、上海市場と香港市場の相互取引を始動し、株式市場の期待を呼んだ。相互取引が11月17日に正式に打ち出され、利下げも発表されると、相場は一気に上昇した。上海総合指数は年初から約27%高まり、A株時価もこれに伴って大きく増えた。
一方、日銀の金融緩和政策の影響で日本円はここ数年で急落し、2012年末から人民元の対円レートの高まりは30%を超えた。巨大なレート変動は、両国の株式市場の時価の比の相対的な変動に直結している。
経済のファンダメンタルズから考えれば、中国のGDPは2010年に日本を超え、その差は急速に開いている。2013年の中国のGDPは9兆4千億ドルで、日本の同年のGDPの約2倍に達した。大陸部の株式市場はこれまで、閉鎖性や発展不足、流動性欠如などが指摘され、A株相場は低く見積もられ、長期にわたって日本に遅れを取ってきた。だが世界第2の経済体となった中国が、仮想経済の株式市場でも日本を超えることは時間の問題でもあった。
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