米国の庭の美しい花壇も中国人の買い手の憧れだが、維持費用をゆめゆめ軽視してはならない。中国人の買い手で除草や手入れの知識がある人は少なく、ほとんどの人が園芸会社から人を雇うことになる。花壇や家の構造を大規模に改造する場合は、現地政府の許可を取らなければならないし、土木工事会社に支払う費用も相当なものになる。
「車社会」の米国では、不動産を購入しても車がなければ移動できない。そこで初めて米国で不動産を買った人は、大抵中国人の運転手を個人で雇うことを考える。だが米国の人件費が高く、一日あたりの賃金が数百ドル(1ドルは123.0円)に上ることもある。特にタクシーが便利でなく、生活設備が分散する郊外都市の場合、自動車購入の重要性はより際つ。そこで外国人の不動産購入者にとって、自家用車は米国で生活する上での必需品となる。中国人が米国で自家用車を手に入れるには煩瑣なプロセスを経なければならず、免許証、社会保険、各種保険などさまざまなハードルが横たわる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月6日