消費電子製品である携帯電話はロット単位でしばしば問題が発生するが、メーカーの多くは欠陥を隠し、消費者が問題を見つけると、初めて修理などに応じて問題の解決にあたる。
TCLの今回の動きに対しさまざまな意見が出されており、疑いをもって見る人も少なくない。ブランドが注目を集めるための茶番だという人もいれば、問題は大したことはなく、バージョンアップ処理で対応可能なものだが、TCLは「消費者を感動させる」というカードを切って、市場シェア拡大の狙いを達成しようとしていると見る人もいる。TCLは茶番節を否定し、「リコールは企業にとってマイナスのニュース。製品の品質で茶番劇を演じるなど、どの企業もやらないことだ」と釈明する。