国家統計局が15日に発表した最新データによると、中国の第2四半期の国内総生産(GDP)の前年同期比伸び率が7%で、第1四半期と比べて横ばいとなった。第2四半期GDPの前期比伸び率は1.7%だった。第2四半期の前年同期比GDP伸び率が市場の予想を上回っており、昨年末から政府が実施している一連の景気刺激策が経済安定化を促していることを反映した。
エコノミストの第2四半期のGDP成長率の予想値の平均は6.8%だった。今回同時に発表された固定資産投資額、工業付加価値額、小売販売額などのデータにも回復が見られた。
産業別に見ると、第一次産業増加値(付加価値額)は前年同期比3.5%増の2兆255億元、第二次産業付増加値は6.1%増の12兆9648億元、第三次産業増加値は8.4%増の14兆6965億元。
民生証券のマクロ経済研究チームは、「回復の主な原動力は第三次産業だ。第二次産業は6.1%増に留まり、第1四半期からさらに低下した。これは伝統産業の生産能力消化の圧力が依然として深刻であることを示している。第三次産業は7.9%から8.4%に急上昇した。株式市場の強気相場による金融業の収入増、不動産業の販売回復と関連している可能性が大きい」と分析した。