分析によると、世界経済のさらなる回復は中国の輸出などの経済指標を引き上げることとなる。だが同時に、新たな経済成長分野が成長安定化に果たす役割をさらに発揮させ、改革促進と構造調整によって市場の活力や民間の革新を引き出し、中国経済の「穏中向好」(安定の中での前進)の合力を形成する必要がある。
香港商報は16日、中国経済が良好な土台と強靱性を備え、転換の中で多くの見どころを持ち、リスクに対抗する能力も強いことが事実によって示されたと報じた。中国経済が危機に陥っていると中国経済の将来を悲観し、さらには「中国が衰退を輸出している」と主張するような見方は、まったく根拠を欠いている。
米華字紙「世界日報」は16日の社説で、産業の転換を推進する中国大陸部は、経済成長率の高成長時代に別れを告げ、中高速成長へと転換し、構造調整と成長安定という「新常態」(ニューノーマル)に入っているとした。李克強総理は数字だけに頼った判断には慎重な立場を取っているが、国務院が設定した通年経済成長率の政策目標は第2四半期も達成される見通しで、7%のボトムラインを守る決意が十分に示されていると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月25日