カナダの専門家はウェブサイト「Visual Capitalist」で、「世界準備通貨の地位を失いつつある米ドル」と題した記事を掲載した。専門家は、昨年の国際的な取引における米ドルのシェアは63%だったと指摘した。7月23日付ロシア新聞が伝えた。
しかし米ドルが滅亡すると予想されたのは一度に留まらない。人々は現在、米ドルの世代交代を叫んでいる。米ドルを対外的な決済通貨としている国と企業が、減少を続けている。中国は、この影響の震源地となっている。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設が発表され、この影響が最高潮に達した。AIIBは、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の競争者と目されている。AIIBのメンバー国は57カ国に達し、資本金は1000億ドル。米国はAIIBに加入していない。