この1年間、急激な勢いで高騰した中国株式市場。投資家たちの期待もますます高まった。しかしこの1か月の劇的な変化により、その期待は打ち消された。中国の投資家がうろたえている今、日本の投資家は中国株式市場が回復する機会をうかがっている。
それと同時に、日本の財務省が7月に発表したデータによると、5月に入って中国から大量の資金が日本に押し寄せている。中国の資金は中国株の暴落前に日本へ向かった。その一方、日本の投資家は中国A株の底値買いを狙っているという奇妙な展開になっている。
四週目の大引けまでに上海株は、7月9日に付けた3300ポイントを底値として20%回復した。 「ウォールストリートジャーナル」は、日本の第一生命保険株式投資部門のマネジャーであるイワブチ・コウヤ氏のコメントを引用しながら、同企業が大幅な株下落に見舞われたあと、かつての利益を中国A株の購入につぎ込んだと報じた。