国内株式市場の大幅下落を受けて中国は、最大限の株式市場救済措置を採っている。中国株式市場は回復に転じて、現在、年初比で27%の上昇となっている。 日興アセットマネジメントのシニアアセットマネジャーであるTan Eng Teck氏によると、同社ではA株の中でも医療や自動化技術、ITなどポテンシャルの高い業界の企業株を保有しているという。 「この機会を利用して、大幅下落した株を買った」と同氏は語る。
とはいえ、暴落の期間に大量の上場企業が株取引を停止しており、日本国内の国際投資家の一部は不安に感じている。彼らは自由取引で株を買うことができないからだ。三井住友アセットマネジメントのアジア地区シニアアセットマネジャーであるムライ・トシユキ氏は、大量の取引停止株によって国際投資家はA株に不信感を抱いていると指摘する。
その一方、このような含蓄ある「中国特色」に理解を示す国際投資家もいる。彼らは中国の個人投資家がこの経験から学ぶことを望んでいる。