非理性的な下落の影から抜け出したばかりのA株市場は27日、再び二番底探りによる相場急落に見舞われた。上海総合指数は4000、3900、3800ポイントという3つの関門を相次いで割り込み、終値が−8.48%で一日の下げ幅はここ8年で最大を記録した。27日の相場急落の中、各セクターの銘柄が軒並み「高飛び込み」を上演し、上海・深セン市場では約2000銘柄がストップ安となった。
株価指数の全面的な低下により、申万一級業界分類の28業界が5%以上の下げ幅を記録した。そのうち軽工業、レジャーサービス、総合業界の下げ幅は6%未満。銀行を除く金融業の下げ幅は9.62%、建築・装飾、国防・軍需、採掘、電子、自動車、建材セクターの下げ幅は8%以上となった。
株価指数先物も全面的に下落した。中証500指数先物の8月物、9月物、12月物の品種は、ストップ安となった。上証50指数先物の8月物、9月物の品種の下げ幅は8%を上回り、12月物の下げ幅は9%以上となった。滬深300指数先物の8月物、9月物、12月物がストップ安となった。直物を見ると、滬深300の下げ幅は10.21%、上証50は10.51%、中証500は9.25%下落した。