メディアはこれを「新しい分野を切り開く共同声明」と評価する。従来の国際社会では、このような協議は類を見ない。世界最大の発展途上国である中国は工業化の中期に入っており、工業生産ラインと設備製造業は中程度の水準にある。フランスなどの先進国が高い水準にある一方で、多くの発展途上国は依然として工業化の初期段階にある。
李総理が推し進める製造分野での国際協力にとって、このような座標系は大きなビジネスチャンスを意味する。中国のミドルレンジ設備とフランスの中核技術を結び付け、第三国市場を共同開発することは、中国にとっては遊休資産の活用と産業チェーンの高度化促進を意味する。一方でフランスにとっては、輸出と雇用の拡大につながる。また第三国市場にとっては、コストパフォーマンスの高い設備と中核技術の獲得、工業化水準の向上を意味する。
「1+1+1は3を上回る」製造分野での国際協力の大きな意義がここにある。中国は国際協力により世界市場でより多くの平和的な成長パートナーを獲得することが可能となり、より持続的な利益を得られるようになる。
李総理は以前、国務院常務会議で次のように述べた。「中国経済はグローバル化の過程で成長を遂げてきた。開放は改革と同様に、今後の成長のために必ず通らなければならない道である」。
◆李克强:国际产能合作打开一扇崭新窗户1+1+1>3 1040