それでは、どのような中央企業が、再編・合併のターゲットとなるだろうか?
証券会社のアナリストは、国内外の2つの方向から中央企業の統合について整理するべきだと指摘した。国内では、「余剰生産能力の淘汰」、「産業集積度の向上」を巡る再編が実施される。例えば石炭、製鉄、非鉄金属、化学工業などは、再編により時代遅れの生産能力を淘汰する必要がある。中央企業の再編・合併により、過当競争を減らし産業の集積度を高めることで、経営効率を向上させることができる。輸出型の国有企業の再編において、「一帯一路」の海外進出、「ハイエンド設備の海外進出」という2つの戦略を推進する中央企業の合併・再編が行われる。そのうちインフラ、水運・港湾、ハイエンド設備などの業界で切実な需要が存在する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月14日