インターネットの評判による宣伝が興行成績に反映された。「帰ってきた孫悟空」の公開以降、自らインターネットで映画のPRを行う観客は映画のPR効果を高め、より多くの観衆が映画館に足を運ぶよう促した。一般客はインターネットを通して、より多くの映画の評判や情報を得ている。
「新世代」映画が徐々に主力へと成長
インターネットに影響を受けた若者世代が中国映画の主要な観客となってきており、中国映画が奪い合うメインの観客層になっている。清華大学報道・コミュニケーション学部の尹鴻教授は「『捉妖記』は興行成績、評判の2重の収穫を得た。最も重要なことは、伝達された価値観は共有できるという点だ。映画の中において、人と妖怪のような種族が全く違うものは共生できない、妖怪は悪の代表では全くない、人は複雑な一面を露呈しているという点は、多元的文化を崇める若者がさらに受け入れたいと願う世界観だ」と話す。