アメリカ人はスマートフォン(スマホ)の機能をまだ十分に使いこなしていない――今月はじめに開催されたアジア技術大会でわかったことである。アメリカ人はアップル製の優れたスマホを手に入れた。しかし、中国では人々がスマホを利用して、もっとうらやましい生活をしている。
中国の優位点は何であろうか?ハイテク製品は中国でとても安い。その結果スマホを頻繁に買い換えることが可能だ。中国では6.49億人がインターネットを利用しており、その中の86%が携帯電話(スマホ)を使っている。
テンセントとアップルの2大ライバルは、ショートメールやネットショッピング、動画、食品の宅配などのサービス利用者を取り込もうと激しい競争を繰り広げている。
アメリカ人は、スマホに関して中国人から次のことを学べるだろう。
◇基本ソフトが通信プログラム。中国での通信ソフトの機能は1対1ではなく、SNSが中心である。マイクとカメラが十分に利用できるほか、ゲーム機、検札、ミュージック、各種予約、支払決済など、オールマイティに使うことができる。微信ではとても多くのことができる。
◇サイフとして利用。中国ではスマホは商品やサービスの決済によく使われる。微信はこの点でもとても便利な機能を備えており、銀行やクレジットカードの決済が実に簡単にできる。
◇待たずに買い替え可能。毎年新しいスマホに変えることはめずらしいことではない。
◇ソフトの更新が簡単。アメリカでは面倒な手続きが必要だが、中国では小米などの無料サービスが利用できる。
◇テレビとして利用。中国でテレビを見るのにスマホを利用することは“二流”を意味するものではない。中国では最新のテレビドラマをスマホで合法的に見ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月23日