プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は20日に発表した報告書の中で、2015年上半期の中国大陸部の企業による海外M&A件数は前期比17%増の174件、金額は24%増の272億ドルで過去最高を記録したと発表した。
民間企業が海外M&Aの主力となり、件数が50%増の105件に達した。金額は148%増の123億ドル。
PwC中国企業融資部の担当者の黄耀和氏は、「民間企業は海外で、商品、技術、産業アップグレードのチャンスを探し、これを中国市場に導入しようとしている。また民間企業も、海外で新たな市場を開拓することを積極的に模索している。中国企業はアジアとオーストラリアを世界戦略の足がかりとすることが多い」と指摘した。