商務部(商務省)の高虎城部長はこのほど代表団を率いて、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された東アジア経済貿易閣僚会議に出席したのに続き、第18回東南アジア諸国連合(ASEAN)‐中国・日本・韓国(ASEAN+3)経済閣僚会議に出席した。同部サイトが伝えた。
高部長は、「10+3諸国はアジアの、世界の重要なエコノミーであり、アジアの発展・繁栄に対しますます目立った役割を発揮している。中国はアジアとの協力、とりわけ東アジア地域との協力を高度に重視しており、習近平国家主席がうち出した『アジア運命共同体の構築』という重要な理念、及び李克強総理が昨年の10+3首脳会議で強く主張した東アジアの繁栄を実現することは人々にとって福音であるとの考え方に基づき、関連諸国との協力を強化し、世界経済の深いレベルでの調整とリスクの目立った上昇という課題にともに対処し、東アジア地域の経済協力に積極的に参与し、これを推進し、この地域と世界の経済の安定した健全な発展を促進することを願っている」と発言した。
また高部長は会議の中で、10+3諸国の経済貿易協力の強化に向けて次の3つの意見をうち出した。
(1)中国はASEAN、日本、韓国とともに貿易投資の円滑化の水準を高めたいと考えており、中国政府は世界貿易機関(WTO)の議定書「貿易円滑化協定」の決定を受け入れており、まだこの議定書を受け入れていないASEAN国家が国内プロセスの推進を加速させ、一日も早く議定書を受け入れ、協定ができるだけ早く効果を発揮することが、第10回閣僚会議の重要な成果になることを願う。