今回、SDR構成通貨が維持されたことで、加盟国に一定の「過渡期」を提供できることとなった。また、構成通貨に新しい通貨が加わることで生じ得る変化に対しても、事前準備を行う余裕が生まれた。今回の見直し延期と評価プロセス・結果の間には、一切関連性はない。
IMFが公開した投票ルールによると、今後、人民元がSDRに採用されるには、70%以上の賛成票を獲得しなければならない。今のところ、「人民元は自由利用が可能な通貨か否か」が、IMFの評価のポイントとなっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月24日