「科学技術革命は、中国の経済発展や経済モデル改革にとってカギとなる作用を持つ。我々は現在、大衆による起業やイノベーションを唱導しており、イノベーティブな手段で起業を推し進めている」と李克強首相は講座開催時に演説し、「今日、この講座によって我々の知識を高め、我々にイノベーティブな思考を啓発してくれるはずだ」と述べた。
経済成長の長期的維持や中・高レベルへの発展には新理念が必要
盧秉恒氏によると、2~3か月前に今回の講座の要請を受けたという。当日、講座は約45分にわたって行われた。同氏は中国の製造業の発展状況や、世界における3Dプリンターの主流技術、将来生じるであろう技術革新などを紹介すると共に、それに関する提案をした。
最初の講座でどうして3Dプリンターを取り上げたのか。盧秉恒氏は、3Dプリンターは製造業、特に「中国製造2025」プロジェクトと密接な関係があるからだと述べる。このコンセプトは李克強総理が今年の「政府工作報告」で最初に提起しているもので、3Dプリンターは「今後30年で中国を製造業大国から製造業強国へ変換させる」ための、最初の10年における切り札なのだ。