ただ、日本も依然として受注を目指している。ジョコ大統領が今年3月に日本を訪問した際、日本政府はスケジュールに新幹線の試乗を盛り込んだ。その後、新幹線の売り込みのため、福田康夫・元首相をインドネシアまで派遣。7月には、4500億円程度(約37億米ドル)の[C2]融資を年利0.1%で提供する案を提示し、予定工期も当初計画の「2026年まで」から「2021年まで」に短縮するなど、歩み寄りをみせた。ある日本政府関係者は、「危機感を抱いている。受注が中国に取られるのを心配している」と明言。ほかの政府関係者は、「最後の段階で高官ルートを通じて売り込みを強めることを検討している」と話した。
報道によると、欧米系のコンサルティング会社がインドネシア政府の依頼を受けて、中日双方の提案書を評価している。評価結果を踏まえ、今週中に発注先が決まる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月27日