それを受けて寧吉喆氏は、「金融は調整手段であるだけでなく、サービス業でもある重要な業界だ。上半期の金融業界のGDP成長率の増加が速かった理由は、株式市場の要因以外に、債券発行、銀行業の改革、金利・為替の市場化など総合的要因がある。最近一部の銀行で利益率がやや低下するところが見られるが、それでもかなり高い利益率だ。成長速度もサービス産業の中では高いほうだ。
また金融業の付加価値はサービス業全体の付加価値の20%を占め、サービス業は中国全体のGDPの50%を占める。つまり金融業は全GDPの10%を占めており、貢献度はかなり高い。最近の大きな変動によって、証券業の比重が比較的大きい都市では影響を受けるだろうが、全体的に見れば、金融業界の発展は健康的な発展を続けていると言える」と回答した。
同氏は、今後は3つの面で経済対策を行うとした。1つは、より正確な範囲、方向性、機会による調整で経済の下支えをするということ。2つ目は、より力強く改革的、革新的な措置を行うことで市場を活性化させ、バージョンアップした構造改革をすること。3つ目は、より経済政策に力を入れ、経済の安定化に努めること。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月6日