インドネシアのジョコ大統領が、バンドン〜ジャカルタ間高速鉄道の建設の必要性はないと宣言すると、中日の高速鉄道の受注をめぐる激戦が意外な形で終了した。メディアは5日、ジョコ大統領のこの決断には国内の問題があるか、中日のいずれかから不興を買いたくなかったからだと推測した。日本メディアは、インドネシア政府の態度をガラリと変えるやり方により信用が失われたと批判した。中国の専門家は、案を修正した中国が依然として有利であると判断した。
インドネシア政府が高速鉄道プロジェクトを見送り、中日に計画案を突き返すと、インドネシア経済調整相は政府が「中速鉄道」の発展を検討中だと述べた。インドネシア政府は、時速200−250キロの中速鉄道の方がコストパフォーマンスが高く、インドネシアの開発の需要に適していると判断した。アンタラ通信社は5日、同氏が作業部会を発足し、新プロジェクトの参考枠組みを策定すると述べたと報じた。