(3)8月、国際市場の主な金融資産の価格上昇がある程度減速した。
上述の要因により、ある程度の金額が外貨準備から差し引かれた。
うち、1つ目と2つ目の要因による外貨準備減少は、国内のその他の主体が保有する外貨資産の増加を反映している。まず、企業と個人の外貨預金が引き続き増加した。8月は7月に比べ、270億ドル増加している。次に、金融機関の外貨流動性も十分に確保された。国内のその他の主体が保有する外貨資産の増加は、企業・住民・金融機関の資産配置の選択肢がより豊富になったことを意味し、中国の「蔵匯于民(外貨を民間に保有させる)」戦略の表れであり、国際収支のバランス促進に役立つ。
人民銀行の報道官は「中長期的に見ると、中国経済は依然として中高速成長を維持するだろう。経常収支は黒字を保ち、対外直接投資と外資導入も引き続き増加する。中国の外貨準備は十分余裕がある。人民元レート形成メカニズムの改善および人民元国際化の推進に伴い、外貨準備がある程度減少するのは正常なこと」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月9日
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