また、中国経済のモデルチェンジには試練も伴うが、中国の為政者は有能で、困難に対処する知恵もあると指摘。将来的に中国で金融のシステミックリスクは起こらないと予想した。
元オーストラリア首相のケビン・マイケル・ラッド氏は、「経済のモデルチェンジと高度化を進めるなかで、変動と障害にぶつかるが、中国の経済転換の方向性は正しく、政策決定者はよくやっていると思う」と述べた。
中国政府の各部門が現在、年金の保障措置や中小企業への優遇税などの措置を数多く打ち出しており、一連の措置は内需喚起につながる見通しだ。今後も、大型国有企業改革がさらに進み、経済成長を引き続き牽引する可能性がある。
米アップルのティム・クックCEOが話したように「長期的にみて、中国はかつてないチャンスをもたらしている」のが現状だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月15日