米クレインシェアーズでチーフインベストメントオフィサーを務めるブレンダン・エイハーン氏はこのほど、取材に対し、中国の経済成長に対して非常にポジティブな見方を示した。今年の中国の国内総生産(GDP)成長率も世界トップの水準を保ち、グローバル平均を上回るとみている。
最近、グローバル金融市場の大幅な相場変動が起こったことで、一部の投資家は中国経済の先行きに懸念を示した。一方、米ウォール街では、大多数の専門家が、中国経済に対し、強気な見通しを維持している。
中国は世界第2の経済国として、その一挙手一投足に世界が注目。中国経済は絶え間ない成長の原動力となり、グローバル経済を引っ張る「馬車」となった。
元モルガン・スタンレーのアジア地区総裁で、イェール大学シニア研究員のスティーブン・ローチ氏は、中国経済の状況が投資家の期待を上回り、市場で予測されているほど落ち込んでいないとの見方を示した。中国経済には、地方政府の債務や不動産市場のレバレッジ解消などの問題が存在するが、有能な中国政府が問題の解決に取り組んでいると指摘した。