記者会見会場
北京市でサービス業の対外開放が一段と拡大する。全国に先駆けて、サービス業開放拡大の試行地域として、北京市が選ばれた。15日に開かれた中国国務院新聞弁公室の記者会見で、北京市の程紅・副市長が開放拡大に向けた取り組みなどを説明。体制・制度改革に重点を置き、科学技術、インターネット・情報、文化・教育、金融、ビジネス・旅行、健康・医療の6分野をめぐり、市場参入への規制がさらに緩和される見通しだ。
北京市のサービス業は全国で最大規模を誇る。開放拡大の試行地域に選定されたことについて、程・副市長は「サービス業発展のハイエンド化、集約化、グローバル化につながり、経済体制改革、経済成長のモデル転換を加速させる貴重な機会になる」と評価。また、「全国での改革の深化と拡大、グローバル経済との融合などを図るうえで、今回の試行が貴重な経験となる」と指摘した。