上海協力機構(SCO)第14回経済貿易閣僚級会議が16日、陝西省西安市で開催された。中国代表団団長、商務部の高虎城・部長が議長を務め、加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国など16カ国の経済貿易閣僚が出席。上海協力機構事務局、実業家委員会、銀行連合体、ユーラシア経済連合(EEU)の代表も参加した。
会議のテーマは「SCO地域経済協力と 『一帯一路』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想の融合」。経済協力の重要課題について話し合いが行われた。「一帯一路」構想の共同推進をめぐって、7月にロシア・ウファで開かれたSCO首脳サミットでの成果を踏まえ、9つの具体策を決定した。
(一)地域経済協力・5カ年発展計画の策定に着手する。「2017~21年プロジェクト推進協力リスト」を批准。リストは十数分野にわたり、100以上のプロジェクトに及ぶ。総額は1000米ドル近くに上っている。
(二)貿易の利便性を一段と高める。「貿易利便化作業チーム」を立ち上げ、制度化に向けたプロセスが始動する。