中国人民銀行(中央銀行)の範一飛副総裁は、内外の複数の要因により、アセアンなど新興国の金融市場が大きく変動していると指摘。「我々は地域の金融市場の長期的発展に向け、連携システムと金融インフラの構築を一段と強化、効果的な市場運営と監督管理制度の整備により投資家の市場に対する見通しを安定させる必要がある」と述べた。
範副総裁はまた、「中国はアセアン諸国と通貨スワップの協力を強化し、人民元とアセアン諸国の通貨間で、直接取引を含んださまざまな形式での通貨取引を推進。投資家にスピーディーで効率の高い資金調達チャネルを提供し、取引コストを低減、地域の通貨市場の持続的で安定的な発展を維持する」との考えを示した。