また、世界銀行は途上国により多くの資金を振り向ける必要があるとの見解を示した。インフラ整備や農業などの経済成長と直接関係する分野への支援を引き続き強化し、世界全体の需要を拡大するだけでなく、途上国の構造改革推進と潜在成長率向上を支援すべきとしている。
楼継偉部長は気候変動問題について、先進国全体で年間1000億米ドルの資金を確実に拠出することがカギになると指摘。中国は生態文明建設を全力で推進し、環境に配慮した低炭素型、気候変動適応型の持続可能な成長を目指している。制度刷新を急ぎ、政策行動を強化、2030年までに実現すべき具体的な環境目標を策定したと強調。中国は200億元を拠出し「中国気候変動南南協力基金」を設立すると発表、気候変動問題に関する国際協力に積極的に参加し、責任を持って対処していくとの考えを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月12日