ホルムズ氏は、「中国が近い将来、米国を追い抜いて世界一の経済大国に躍進するとの見方が浮上しているが、米国にとってそれはなかなか受け入れがたい。米国は自己喪失感に陥っている」と指摘した。ただ、中国と距離を置くことに伴う代償を、米国が支払えるかどうかがより深刻な問題かもしれない。中国の経済成長が鈍化し、株式市場も不安定な動きがあったものの、スタンダード・チャータード銀行の予測では、2010~20年で中国の経済成長率は依然として6.8%の水準を維持する。
また、米『ワシントンポスト』も14日、「英国は中国との友情を証明することに全力尽くす」(Britain is bending over backward to prove its friendship to China)を表題とする記事を掲載。「エリザベス女王の招待を受け、習主席はバッキンガム宮殿を訪問する。この元帝国はもっとも盛大な歓迎と儀式でもてなす――」。