大きな注目を集める国産大型旅客機C919が間もなく初飛行する。取材に対し中国航天科工一院航天測控公司は、C919は近日中に初飛行する予定となっており、旅客機には自主開発の故障予測・健康管理システム(PHM)を装備し、国産大型旅客機の安全を守っていることを明らかにした。このシステムが正式に採用されれば、中国がボーイングやエアバスなど国際的な旅客機メーカーが作るAHM、AIRMANの独占を阻止し、この分野の隙間を埋めることができるとしている。
「漢方医のように脈を計って機械の病気を診る」 PHMシステムは、大型旅客機の「安全性の確保と経済性の向上」を確保するための大きな保障となるものだ。同システムはセンサーや分析ソフトから作られており、センサーを通じて設備の状態に関する情報を捕捉し、様々な計算を通じて、設備の健康状態を監視、分析、診断する。さらに修理のアドバイスを示すこともできる。「漢方医のように脈を計って機械の病気を診るような感じだ」と航天測控公司のエンジニア長である史慧氏は述べる。