藍思科技の周群飛社長
胡潤研究院が19日に発表した「2015胡潤女性富豪ランキング」によると、45歳の「ダークホース」、藍思科技の周群飛社長が中国の女性長者番付トップとなった。保有資産は500億元で、胡潤研究院の女性長者番付では発表開始以来10年間で4番目の規模。
「周群飛」という名前は、今年に入ってからマスコミに取り上げられるようになった。今年3月に、周氏が率いる藍思科技股フェン有限公司は深セン証券取引所創業板に上場し、株価は連日のストップ高を記録した。周氏の個人資産も拡大し、中国本土で最も裕福な女性の1人となった。
ただし、周氏は不動産会社「碧桂園」の楊恵妍氏や新希望集団の劉暢氏ら大富豪「二世」とは異なり、アルバイトから創業者となり、ゼロから財を築いた経歴が注目されている。2003年に設立した藍思科技の主力事業はタッチスクリーンの製造で、アップル、サムスン、華為が主な顧客。2014年の業績は、年商140億元超、純利益11億8000万元強だった。周氏は19日に同時に発表された「胡潤世界起業家女性富豪ランキング」の「女性富豪ナンバーワン」にも選ばれた。