李克強総理は19日、北京で開かれた「第1回全国大衆創業、万衆創新活動周」を視察した。中関村のメイン会場での始動式典終了後、李総理は演台に上がり珍しく予定外のスピーチを行った。「本日はスピーチの準備をしていないが、現場の熱い雰囲気を感じ、創業創新者の皆さんに話をしに演台に立った」と述べた。全国8都市、9つの分会場の参加者は、この「サプライズ」の喜びを分かち合った。
李総理は、「中国の経済成長は『新常態』に入り、成長モデルと新旧のエネルギーが転換する正念場に差し掛かっている。『大衆創業、万衆創新』の構造改革は社会全体の創造力を活性化し、新たな成長エンジンを創出する。世界経済が低迷し、金融市場が混乱するなか、2015年1-9月の中国GDP成長率は6.9%と、目標の7%程度を維持した。なかでも雇用は充実しており、『双創(大衆創業、万衆創新)』が重要な下支えになっている」と述べた。