◆ 予測されていた社会の変化
今世界中で出現したインターネットに依存した情報化社会は、奇しくも前世紀後半に社会学者のダニエル・ベル(Daniel Bell)やアルビン・トフラー(Aivin Toffler)が彼らの著書で予言していたものである。
ベルは『脱工業化社会の到来(The Coming Post-Industrial Society)』(1973年)で経済活動の重心が財の生産からサービスに移行する社会を、またトフラーは『第三の波(The Third Wave)』(1980年)で情報革命による脱産業社会を予言している。こうした世界規模での大きな変化の中で、中国が13・五計画にどのような具体的な戦略を盛り込むのか、そして日本企業はこの変化をどうビジネスに活かしていくのか、注目する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月21日