中国人民銀行(中央銀行)は21日、中期流動性ファシリティ(MLF)を通じて11の金融機関に対し、総額1055億元を供給したと発表した。銀行システムの流動性を合理的かつ充分に保つのが狙い。
今回のMLFの期間は6カ月で、金利は3.35%。小規模零細企業や「三農」関連など国民経済の重点分野と弱い分野への金融機関による支援強化を促す。
MLFは人民銀が比較的低コストで流動性を供給できるうえ、資金調達コストの低下にもつながる。前回MLFを実施したのは今年8月19日で、14の金融機関を対象に1100億元(期間6カ月)を供給した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月22日